畳職人が教える!畳の掃除の正しいやり方

畳は日本の住まいに欠かせない床材ですが、「どうやって掃除すればいいの?」「水拭きしても大丈夫?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、畳を傷めず長持ちさせる正しい掃除のやり方を、畳屋の視点でわかりやすく解説します。日常のお手入れから汚れ別の対処法、やってはいけないNG掃除までまとめました。
畳掃除の基本は「乾拭き+掃除機」
畳掃除で一番大切なのは、湿気を与えすぎないことです。基本は以下の2つを押さえましょう。
①掃除機をかける(畳の目に沿って)
✅畳の目に沿ってゆっくりかける
✅強く押し付けず、軽く滑らせる
✅回転ブラシ付きは避ける
畳の目に逆らって掃除機をかけると、表面のい草が傷みやすくなります。
②乾いた布で乾拭き
掃除機後に、乾いた雑巾やマイクロファイバークロスで軽く拭くと、細かいホコリや皮脂汚れを取り除けます。
汚れが気になるときの掃除方法
手垢・皮脂汚れ
✅固く絞った雑巾で畳の目に沿って拭く
✅その後、必ず乾拭きする
※水分は最小限が基本です。
食べこぼし・飲みこぼし
✅すぐに乾いた布で吸い取る
✅落ちない場合は、薄めた中性洗剤を布に含ませて軽く叩く
✅乾拭きしてしっかり乾燥させる
カビが出てしまった場合
✅晴れた日に換気をする
✅消毒用エタノールを布に含ませ、軽く拭く
✅完全に乾かす
※カビが広範囲の場合は、畳替えを検討した方が良いケースもあります。
やってはいけない畳掃除(NG例)
以下は畳を傷める原因になるため注意が必要です。
❌ びしょびしょの水拭き
❌ スチームクリーナー
❌ アルカリ性・酸性の強い洗剤
❌ たわしや硬いブラシ
畳はい草や天然素材でできているため、水分と強い摩擦に弱いのが特徴です。
日常のお手入れで畳を長持ちさせるコツ
🔸こまめに換気する
🔸家具の下に保護材を敷く
🔸同じ場所に座り続けない
🔸直射日光を避ける
ちょっとした心がけで、畳の寿命は大きく変わります。
畳の傷みが気になったら
掃除をしても
🔸ささくれが多い
🔸変色してきた
🔸へこみが戻らない
といった場合は、畳の張替えや表替えのサインかもしれません。
畳は定期的に手入れすることで、香りや肌触りの良さを長く楽しめます。
まとめ|正しい掃除で畳は長持ちします
畳掃除の基本は
✅掃除機は畳の目に沿って
✅水分は最小限
✅強い洗剤や道具は使わない
この3点を守ることが大切です。
正しい掃除方法で、快適な畳のある暮らしを続けていきましょう。
畳職人からの一言!

畳は自然素材だからこそ、掃除の仕方ひとつで寿命が大きく変わります。
水を使いすぎず、畳の目に沿ってやさしく掃除するだけで、い草の香りや肌ざわりは長く保てます。
「最近、畳が傷んできたかな?」と感じたら、無理に掃除でごまかさず、早めに畳屋に相談するのも大切です。
状態に合ったお手入れや張替えのタイミングをお伝えできます。
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